医療行為に伴う侵襲と合併症・偶発症をご理解ください
身体への侵襲(ダメージ)

医療行為は、少なからず体への負担を伴う場合があります。そのため、医療行為を行うことによる効果、身体的負担や合併症・偶発症の可能性を検討し、効果が上回ると判断した場合に医療が提供されます。

合併症・偶発症

人の体は一人ひとり異なるため、標準的な医療行為を行っても、確実にすべてを安全に行えるものではありません。それ故に行った医療行為に伴って病気や症状が出現する場合があります。これが合併症・偶発症と言われるもので、すべてを言い尽くすことはできません。

注射・採血時に起こる合併症・偶発症

採血や注射等は、病気の診断や治療を行うために必要な医療行為です。血管や神経の走行、血管のもろさ、血液の固まりにくさ、痛みの感じ方など、患者さん一人ひとり異なります。医療者が標準的な手技で行っていたとしても「神経損傷」「止血困難」「皮下血腫」「血管迷走神経反応」などの合併症・偶発症が起こることがあります。

合併症・偶発症が生じた場合

最善の治療を行いますが、その際の医療費は通常の保険診療で行うため、患者さんに自己負担が生じます。
医療行為によって発生する不可抗力は、どんなに注意深く行っても防ぐことが出来ない事をご理解いただき、ご協力をお願いいたします。