パストラルケア

『パストラル』という言葉はラテン語の『パストル』(『羊飼い』の意味)を語源としています。聖書の中に「私は良い羊飼いである 良い羊飼いは羊のために命を捨てる」(ヨハネ福音書10章11節)という一節があります。良い羊飼いはイエス・キリスト、羊は私たち一人ひとりをあらわしており、神様は一人ひとりの人間を愛し大切にして下さっている、との教えです。

『パストラルケア』とは、ドイツ語では、『魂への配慮』を意味します。
病気による苦しみには、身体的苦痛、精神的・社会的な苦痛に加え、すべての人が持っている、魂の痛みもあります。パストラルケアでは、これらの痛み・苦しみの意味を問われたとき、全ての人が神様から愛され尊重されている存在であることを心にとめながら、耳を傾けてお聴きし、共感し寄り添って歩んでまいります。
また、カトリック信徒の方には、必要に応じて宗教的な恵が与えられるように、専任の司祭と担当者が配慮いたします。

司祭1名
シスター2名
ボランティアシスタース
活動内容
ミサ毎朝6:00から、当院1階聖堂で行なっています。
御聖体授受毎朝のミサの後、司祭とシスターが病床を訪問し、カトリック信徒の方に御聖体を授けます。 お望みの方には、宗派を越えて司祭の祝福を受けることができます。
病者の塗油カトリック信徒で希望される患者さまには、病者の塗油を行い、神様のお恵みを祈ります。
病床訪問必要とされる方のもとを訪れ、パストラルケアを行ないます。
追悼ミサ半年ごとに当院で亡くなられた方々の御遺族をお招きし、職員と共に追悼のミサを捧げます。

※ 現在、新型コロナウイルス感染予防のため、ミサの一般参加はご遠慮いただいております。