病院理念 私たちは キリストの愛の精神に基づき 地域の皆さまに信頼される質の高い医療を目指します 基本方針 ● 専門性を活かした診療を充実させ、急性期医療を遂行します ● 在宅医療に取り組みます ● 緩和医療を充実させます ● 健診を強化します ● 安心・安全な医療サービスを提供します ● カトリック病院として、一人ひとりを大切にするケア・宗教的ケアを実践します 代表役員挨拶 代表役員山𦚰 守 聖フランシスコ病院の理念は「私たちはキリストの愛の精神に基づき地域の皆さまに信頼される質の高い医療を目指します」聖フランシスコ病院が模範とする聖フランシスコは、12世紀にイタリアのアシジで生まれた聖人です。若い頃、戦争に参加しましたが、そこで悲惨な体験をしたことで、洞穴で祈り、また教会で祈るようになります。そして彼は十字架のキリストからの声を聞き、キリストの愛に倣って生きることを決意します。それは「神を愛し、隣人を自分と同じように愛すること」でした。彼はキリストに倣い、貧しい人や病気の人、特に人々から嫌がられ、社会からも見捨てられていた重い皮膚病(ハンセン氏病)の人たちにも関わっていきました。そうして、聖フランシスコはイエスに倣うことを望むあまり、遂にイエスが十字架上で受けたと同じ両手、両足、そして胸に奇跡的な傷(聖痕)を受けたのでした。そして彼の元には彼と同じように生きることを望んで多くの仲間が集まりました。同様に聖フランシスコ病院で医療に従事するスタッフも聖フランシスコに倣って病気の方々に奉仕させていただきたいと望んでいます。まだまだ十分とは言えませんが、どうかこれからもよろしくお願いします。 病院長挨拶 病院長山﨑 和文 当院は1949年、聖フランシスコ病院修道女会により設立され診療を開始いたしました。そして現在まで70年以上にわたって地域の医療に貢献してくることができました。これも地域の皆様や近隣の医療機関のご支援があったからこそと思うところです。そして2019年10月よりカトリック長崎大司教区の被包括団体に入り、新しいスタートを切りました。現在、内科、外科、泌尿器科、放射線科、整形外科(非常勤)の診療を行っています。 病床数は190床で、一般病棟と緩和ケア病棟に加え、地元密着の地域包括ケア病棟からなっています。その中で特色の一つ目として1998年より緩和ケア病棟を設置して癌の終末期医療に力を注いでいます。二つ目として透析医療を行い幅広い病態に対応できる体制をしいています。三つ目としては開設母体のカトリックの癒しの精神を大切にしていることがあげられます。医療をとりまくあらゆる環境が年々変化していきますが、その流れに乗りつつ、「私たちは地域の皆様に信頼される質の高い医療を目指します」という当院の理念を念頭において日々の診療に取り組んでまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ◆ アッシジの聖フランシスコ 中世イタリア(アッシジ)生まれのカトリック教会の聖人です。イエス・キリストの教えを忠実に生き、人々に神への回心を説きました。神に創られた兄弟姉妹として全ての人を大切にし、自然や生き物を愛しました。小鳥や狼も彼の話に耳を傾けたと言われています。現代では、「環境保護の聖人」「平和の使者」として知られています。 ◆ 病院のマーク 人間を主題としたもので、患者さんと私たち一人ひとりを表しています。 ヘブライ語の最終文字であるΤ(タオ)を、聖フランシスコは十字架のしるしとして用いました。Τ(タオ)をアレンジし、神と人間を縦線に、そして患者さんと奉仕者である私たちがコミュニケーションをとりながら、与えられた生命を大切にして、共に生きて行きたいという気持ちが込められています。